青木に追い風…右翼レギュラーが右膝負傷し手術へ

[ 2012年3月6日 06:00 ]

<ブルワーズ・ジャイアンツ>5回から左翼の守備に就き、中堅手のゴメス(右)と話すブルワーズ・青木

オープン戦 ブルワーズ1―1ジャイアンツ

(3月4日 メリーベール)
 ブルワーズの青木に思わぬチャンスが到来した。オープン戦初戦のジャイアンツ戦で5回に左翼の守備から出場。デビュー戦は2打数無安打に終わったが、第一歩を踏み出したことに「すごい気持ち良かった。結果が出なくて残念だったけど、内容は悪くなかった」と精かんな表情で話した。

 試合前、5番・右翼で先発予定だった昨季26本塁打のハートが右膝を痛めて出場を回避。検査の結果、右膝半月板の手術が必要と診断された。全治3~4週間で、4月6日(日本時間7日)の開幕戦出場は絶望的。ロン・レネキー監督は「青木の出場機会は増えるだろう」と明言した。

 もちろん青木は代役に納まるつもりはない。6回2死の初打席で対した変則横手左腕のロペスに対して、2球で追い込まれた後に下手から投じられてもファウルで対処。5球目をはじき返した打球は投手の正面を突いたが「(ファウルは)狙い通り。ちゃんと整理して、一球一球集中できた」と手応えを得た。指揮官も「厄介な左腕によく食らいついた」と評価し、5日(同6日)のジ軍戦での先発を示唆。初安打が開幕先発への道を切り開く。

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2012年3月6日のニュース