万感の思い 山本昌「引退するのが普通だったかもしれない」

[ 2012年3月3日 08:26 ]

<中・広>中日・山本昌(右)は高木監督のねぎらいに笑顔

オープン戦 中日3-1広島

(3月2日 ナゴヤD)
 世界最年長の開幕投手に当確ランプをともした。中日・山本昌投手(46)が2日、広島とのオープン戦(ナゴヤドーム)に2番手で登板した。
【試合結果】

 485日ぶりの実戦マウンドで、2回を1安打無失点と好投。復活を印象づけた。

 昨季は右足首を痛めて秋に手術を受け、1軍はおろか2軍のマウンドにも立てなかった。「常識的に考えたら、引退するのが普通だったかもしれない」と振り返る。現役続行へ通算210勝左腕を突き動かしたのは「肩や肘ならともかく、足首で投げられないというのが悔しい」という一心だった。今キャンプでは計1200球を投げ込んだ。そして迎えたナゴヤドーム。万感の思いだった。

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2012年3月3日のニュース