ここが変わった大石「去年より直球の回転は格段によくなった」

[ 2012年3月2日 08:31 ]

<練習試合 西・L>韓国・LGとの練習試合で4回2安打無失点、7奪三振の力投を見せた大石

練習試合 西武2―1韓国LG

(3月1日 春野)
 西武の大石達也投手(23)が1日、韓国LGとの練習試合に先発し、4回2安打無失点と好投した。

 1年前は早大の同期である日本ハム・斎藤とともに主役だった。10年ドラフトで6球団が1位指名で競合した逸材だが、昨季は思い通りの直球を投じることができなかった。テークバックや体重移動に狂いが生じて投球フォームを気にするあまり、本来の直球を見失い、1軍のマウンドに立つことはできなかった。

 今キャンプはフォームを固めるため、ネットスローやシャドーピッチングに積極的に取り組んだ。キャッチボールでも修正点を意識することで、フォームが安定。試合中にフォームを過剰に意識することがなくなり「去年より直球の回転は格段によくなった」と話す。今後、球速が出てくれば、威力はさらに増す。

 前日は先発6番手を争う菊池が同じ相手に5回9安打5失点と打ち込まれた。「自分にとってはチャンスなのでしっかり抑えようと思っていた。先発争いは雄星だけではないけど、年も近いし負けないようにしたい」と大石。スピンの利いた直球と同時に自信も取り戻した。

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2012年3月2日のニュース