気を使わせたくない ダル メジャー級の打者と対戦しなかったワケ

[ 2012年3月2日 07:35 ]

練習中、笑顔を見せるダルビッシュ

 レンジャーズのダルビッシュ有投手(25)が29日(日本時間3月1日)、いよいよ戦闘モードに入った。4度目のフリー打撃登板で、内角を厳しく攻めるなど36球。正捕手とのサイン交換では首を振る場面も見られ、実戦さながらの投球で安打性の打球をわずか1本に抑えた。

 紅白戦を前にメジャー級の打者と対戦しなかったのには理由があった。

 全体キャンプが始まると、ロン・ワシントン監督は投手陣に徹底した内角攻めを指示。「練習から内角ぎりぎりを突く投球を心掛けるよう話している。紅白戦でも同じだ」。

 とはいえ同僚が相手では内角は投げにくく、ダルビッシュも日本ハム時代、同様の理由もあってほとんどフリー打撃に登板しなかった。そこで右腕に気を使わせず調整させるため、指揮官はマイナー選手との対戦を貫いた。その最後のフリー打撃登板で内角攻めも解禁。ナポリも「全ての球種できっちり内外角を突けた」と納得顔だった。

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2012年3月2日のニュース