薬物疑惑のブラウンは処分なし 青木の出場機会に影響も

[ 2012年2月24日 10:13 ]

 禁止薬物使用の疑いで50試合の出場停止処分に問われた米大リーグ、ブルワーズの強打者ライアン・ブラウン外野手(28)の異議申し立てが認められ、処分は科されなくなった。大リーグ選手会が23日に発表した。

 調停委員会が2―1の評決でブラウンの申し立てを認めた。AP通信によると、大リーグの薬物規定違反での調停で選手側の訴えが通ったのは初めて。決定の理由は発表されていない。

 昨季、ナ・リーグ最優秀選手賞(MVP)を獲得したブラウンは、昨年10月のドーピング検査で筋肉増強効果のあるテストステロンに陽性反応を示したが、潔白を主張していた。ブラウンは「決定に満足し、ほっとしている。名誉回復の第一歩」などとコメントした。

 ブルワーズには今季、ヤクルトから青木宣親外野手が加入した。ブラウンの出場停止を見越しての補強と言われており、今回の決定は青木の出場機会に影響を及ぼすとみられる。(共同)

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