黒田 世界一へのノルマは未体験230投球回

[ 2012年2月22日 06:00 ]

ブルペンで投球練習をするヤンキース・黒田

 ドジャースからヤンキースへ移籍した黒田は20日(日本時間21日)、メジャー5年目のキャンプインを迎え、世界一へ明確な目標を口にした。

 「先は長い。焦らずじっくりやりたい」。昨季はメジャー自己最多の202回を投げたが、シーズンは9月28日で終了。地区優勝が義務づけられているヤ軍では10月のポストシーズンから逆算して調整していく考えだ。

 濃紺の背番号18のユニホームを初披露し、ブルペンで30球。エース左腕サバシア、守護神リベラとの初競演にも「みんな自分のことをリスペクトして接してくれる。気負うことなくできた」。風格を漂わせる37歳に対し、ジョー・ジラルディ監督は「スライダーを両サイドに投げられるし他の変化球も使う。うちの若い投手より武器が多い」と目を細めた。

 世界一までの先発陣のノルマは230投球回で、黒田にとっては自己最多だった05年広島時代の212回2/3を超えることになる。27日(日本時間28日)にフリー打撃に登板予定だが「アピールするより、しっかり調整をする方が大事」。4年間で通算41勝をマークした自信を胸に、長いシーズンを完走する。

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2012年2月22日のニュース