ある動きを省いている…イチロー、新打法を模索

[ 2012年2月20日 06:00 ]

打撃練習するイチロー
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 マリナーズのイチローが新たな打法習得に向け、本格的な取り組みを開始した。フリー打撃でスタンスを広めに。今までのように右足を上げることなく、すり足で引き、わずかに踏み込む。ノーステップに近い形で打ち込んだ。

 「スイングの仕方は変えられない。考え方としては、ある動きを省いているということ。動きが省かれているだけなので。打撃の考え方としてはそんなに変わらない」。独特の言い回しで認めたフォーム改造。結果につながるか、との問いに「まあ、そうでないとしないでしょ」と答えた。昨季でシーズン200安打が10年連続でストップ。昨季終了後からイメージしていたという新たなフォームを模索している。

 「(オフに考えたことは)自分がやりたいようにやる。それがベースにあって、自分のセンスを信じるということ。練習でできることは、もう決まっている。現段階では、ここまでしかできないので仕方がないな」。前日は両足とも地面につけたフォーム。この日は右足のかかとを時折浮かせるなど、試行錯誤の段階だ。よりパワーを伝えるような新フォームで52スイングで7本の柵越え。3番構想もあるニュー・イチローの新たな変化が楽しみだ。

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2012年2月20日のニュース