糸井が栗山野球のキーマン 強打の2番で攻撃的布陣も

[ 2012年2月19日 06:00 ]

<日本ハム・韓国サムスン>4回無死一、三塁、相手の暴投で生還した三走・岩舘(右)とタッチする日本ハム・糸井(中央)

練習試合 日本ハム2―8韓国サムスン

(2月18日 名護)
 日本ハム・糸井が「栗山野球」のキーマンとなる。

 韓国サムスンとの練習試合に「2番・右翼」で出場し、初回1死から遊撃内野安打。快足で悪送球を誘い、そのまま二塁へと進んだ。シーズンでも2番に座れば、09年以来3年ぶり。「栗山監督からは“普通にやってくれ”と言われている」と力強く話した。

 2番はつなぎ役のイメージが強いが、糸井に求められるのは犠打を必要としない積極的な打撃だ。昨季はリーグ2位の打率・319で、長打率・448も同4位。ミート力とパワーを備え、併殺打も5度だけと走力もある。「あそこに糸井がいると破壊力があって相手は嫌だよね。まだ探し続けているところだけれど、2番が決まれば前後(1、3番)も決まる」と指揮官。かつて小笠原(現巨人)を2番で起用したビッグバン打線のように、糸井の存在が超攻撃的野球の再現につながる。

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2012年2月19日のニュース