富士山に季節外れの“農鳥”現る

[ 2012年2月1日 06:00 ]

富士山の斜面に出現した「農鳥」のような模様(丸で囲った部分)

 この日、富士山の北西斜面の8合目付近には鳥が羽ばたく姿のような残雪の模様が現れた。

 農作業を始める時期を告げる春の風物詩「農鳥」に似ているが、厳冬期に見えるのは珍しい。山梨県富士吉田市によると、農鳥は例年、雪解けが進む5月中旬から6月頃に出現するが、今年は雪が強風で吹き飛ばされて姿を現したという。寒中に見える模様は凶兆ともいわれているが、同市富士山課は「新春だから、むしろめでたいという声もある」と話している。

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2012年2月1日のニュース