杉内&内海“共闘”だ!開幕投手候補左腕が初競演

[ 2012年1月29日 06:00 ]

合同自主トレで笑顔を見せる内海(左)と杉内

 巨人・杉内俊哉投手(31)と内海哲也投手(29)が28日、宮崎県総合運動公園で行っている合同自主トレで、ともにブルペン入りした。

 杉内は捕手を立たせて23球。内海は2日連続での投げ込み。プレートを一つ挟んで、開幕投手を争う両左腕の豪華な初競演が早くも実現した。共闘ムード漂う2人の姿は、一丸となって覇権奪回を目指す今季巨人の象徴だ。

 室内練習場の一角にあるブルペンから、乾いた音が響き渡った。杉内が巨人ナインの前で行う初の投球練習。阿部や長野ら野手陣もネット越しに食い入るように見つめる中、新加入左腕は捕手を立たせたまま23球。直球以外にスライダーも投げ込んだ。

 寒さを考慮してマイペース調整を予告していたが「昨日のキャッチボールの感じが良かった。傾斜の感覚を確かめたかった」と予定を前倒しして、この日のブルペン入り。「きょうは悪くなかった。回転もバランスも良かった」。杉内の言葉通り、受けた柳ブルペン捕手も「スピンが凄くかかっていた。スライダーも回転がいい。良いときの上原と同じくらいの回転」と、かつて巨人のエースとして君臨した上原(レンジャーズ)と比べ、賛辞を贈った。

 内海自身も予定通り2日連続でのブルペン入りで、仕上がりの良さを見せつけた。初競演について内海は「たまたまですよ」とさらり。杉内は「自分のことで精いっぱい。見られなかった」と話したが、今後は逆に内海の投球を参考にする場面も予想される。互いを認め合い、刺激し合う姿こそ、杉内加入による最高の副産物となりそうだ。

続きを表示

この記事のフォト

2012年1月29日のニュース