元ダイエーの早鞆・大越監督凱旋決めた!石巻工と対戦希望

[ 2012年1月28日 06:00 ]

センバツ出場を決め、選手たちから胴上げされる早鞆の大越監督

 山口・早鞆の大越基監督(元ダイエー)が、23年ぶりの甲子園凱旋を決めた。89年に仙台育英(宮城)のエースとして春8強、夏準優勝を経験した指揮官は「選手の喜びようを見ながら、僕自身がプロ野球をクビになった時のことを思い出したら…」と胸を詰まらせた。

 03年に現役を引退すると、東亜大に入学して教員免許を取得。07年に同校の保健体育科教諭となり09年に監督に就任した。初出場となるセンバツに向けて「できれば石巻工と対戦したい。僕の故郷・宮城の代表でもあるし、背負っているものが一番重いはず。戦うことでうちのチームにはものすごい教えになると思う」としみじみと語った。

 ▼ソフトバンク・小久保(大越監督のプロ時代のチームメート)同い年だし、本当にうれしい。結果が出たことが彼自身の自信にも、励みにもなると思う。

 ▼山本譲二(野球部OB、67年夏の甲子園出場)ぶちうれしいけー。僕たちが出てからずっと甲子園で早鞆のユニホームを見ることができませんでした。ぶち応援したいし、ぶち頑張ってもらいたい。

 ◇過去の主な元プロ出身監督 元東映の後原富(せどはら・ひさし)監督が、瀬戸内(広島)を率いて91年春、00年夏に出場。元中日の佐野心監督は08年夏に常葉菊川(静岡)の監督としてチームを準優勝に導いた。

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2012年1月28日のニュース