野球部バス事故、初公判…江藤被告「眠気我慢し居眠り運転」

[ 2012年1月25日 18:12 ]

 大分県別府市の大分自動車道で昨年7月、同県立森高校の野球部員らが乗ったマイクロバスが大型トラックに追突、野球部監督が死亡、部員らがけがをした事故で、自動車運転過失致死傷罪に問われた自衛官江藤久人被告(50)=同県九重町=の初公判が25日、大分地裁(開発礼子裁判官)であり、江藤被告は起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で「被告は眠気を感じたが、あと30分で目的地に着くと考え我慢して運転を続け、居眠りして事故を起こした」と指摘した。

 弁護側は、同校の保護者らから減刑を求める嘆願書を集め、証拠として提出する方針を示した。

 事故は昨年7月9日午後1時55分ごろ発生。バスの助手席にいた野球部監督の教諭重光孝政さん=当時(44)=が死亡、野球部員やトラック運転手ら6人がけがをした。

 江藤被告は部員の保護者で、全国高校野球選手権大会大分大会の開会式を終えて帰る途中だった。

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2012年1月25日のニュース