楽天移籍の小山、地元で「勇気づけられるプレーを」

[ 2012年1月24日 06:00 ]

楽天にトレードが決まり、記者会見で寂しげな表情をみせる小山

 中日・小山桂司捕手(31)が金銭トレードで楽天に移籍することが決まり、23日に両球団から発表された。

 名古屋市内の球団事務所で会見した7年目捕手は「3年間、中日で野球ができたのは宝物だと思っている」と感謝の思いを口にした。小山は宮城県出身で、シダックスから05年の大学・社会人ドラフト5巡目で日本ハムに入団。昨年3月11日の東日本大震災で同県石巻市に住んでいた祖父を亡くした。本人も震災直後に支援物資を携えて仙台行きを試みたが、交通手段が確保できずに断念。被災地である地元に戻っての再スタートに「勇気づけられるプレーができればいい」と誓った。

 ▼楽天・米田純球団代表 若い捕手陣に彼が入ることで、捕手全体の競争意識を高めてもらいたい。彼は仙台出身でもあるしね。

 ▼中日・高木監督 活躍できる場があるなら、チャンスをやりたい。小山に代わる若手が出てきてほしい。

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2012年1月24日のニュース