原監督 新人王候補の2年目・宮国1軍スタートを決断

[ 2012年1月23日 06:00 ]

練習中、笑顔を見せる巨人・宮国

 巨人・宮国椋丞投手(19)が2月の宮崎キャンプで1軍スタートすることが22日、分かった。左足首捻挫で一度は2軍スタートが決まったが、経過が良好なことで首脳陣が決断。1、2軍の振り分けは23日、正式発表される。

 宮国は自主トレ先の沖縄県石垣島で1月上旬に左足首を捻挫。18日に行われたコーチ会議で報告を受けた原監督は「ちょっと心配ではある」と話し、その時点で2軍スタートが決まった。だが、宮国は19日に石垣島から帰京後も順調に自主トレを継続。20日にジャイアンツ球場で宮国を視察し、現状報告を受けた川口投手総合コーチら首脳陣が再度検討した結果、1軍スタートを決めた。

 宮国は1年目の昨年、宮崎秋季キャンプで1軍メンバーに抜てきされた。1メートル84の長身から投げ下ろす最速147キロの直球は球威抜群。原監督が今年の新人王候補に挙げ、2月19日からスタートする宮国の地元・沖縄2次キャンプでは、オープン戦デビューさせるプランも浮上していた。

 この日はジャイアンツ球場でランニング、ウエートトレーニングなど精力的に練習。初の1軍キャンプから2年目の大ブレークを目指す。

 ◆宮国 椋丞(みやぐに・りょうすけ)1992年(平4)4月17日、沖縄県生まれの19歳。糸満では2年春から主力として活躍。3年夏の県大会は決勝戦で興南に敗れ準Vに終わり甲子園出場はなし。10年ドラフト2位で巨人入団。昨季は2軍で4試合に登板して3勝0敗。19イニングを投げ自責点0。1メートル84、73キロ。右投げ右打ち。

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2012年1月23日のニュース