ダル メジャーの第一歩…年ごとに強まった思い 

[ 2012年1月21日 10:25 ]

米大リーグ、レンジャーズの入団記者会見に臨むダルビッシュ有投手

 レンジャーズの球団社長で伝説の投手、ノーラン・ライアン氏の名を冠した道が高速道路からレンジャーズ・ボールパークへとつながる。多くの日米メディアを集めた本拠地球場での入団記者会見で、ダルビッシュはメジャーリーガーとしての第一歩を刻んだ。

 契約が発表された18日、代理人の団野村氏は、合意に至った最大の要因について「お金も大事なのだが、彼のメジャーでやりたいとの気持ちが強かった」と明かした。日本ハム入団当初は「興味はない」と公言していた大リーグへの思いが、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)などの大舞台を踏むごとに強まったのは確かだろう。

 年俸総額と入札金を合わせ1億1千万ドル(約85億円)もの大金が動き、米メディアの視線は熱い。「過去に輸入されたどの投手よりも優秀」などと紹介され、期待は膨らむ一方だ。

 レンジャーズ入りが決まり、ブログに「日本の皆さんに感謝の気持ちを伝えたい」と記した。これからピークを迎えるであろう25歳。日本での輝かしい実績をひっさげ、大舞台に挑む。(共同)

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2012年1月21日のニュース