「涌井?決まってないよ」渡辺監督 開幕ローテは白紙

[ 2012年1月17日 06:00 ]

 名付けて「サバイバル12!」。西武・渡辺監督が、今季の先発ローテーションの「白紙」を宣言した。昨季まで4年連続開幕投手の涌井も例外ではなく「まだ(開幕ローテーションは)決めていない。涌井?決まってないよ。候補はいっぱいいる。6人の中に入るのはし烈だよ」と予告した。

 昨季、2桁勝利を挙げたのは39歳のベテラン西口1人。9勝だった帆足はFAでソフトバンクに移籍した。競争こそが投手陣再編への近道だ。ドラフト1位の十亀(JR東日本)、同2位の小石(NTT東日本)については「基本は先発でスタートする。それから適性を決める」と明言し、昨季4勝の菊池にも「去年、足掛かりをつくったからね。(ローテーション入りへ)本人もそのつもりだと思う」と期待を寄せた。さらに昨季は抑えとして新人王に輝き、先発に転向する牧田、10年のドラフト1位右腕・大石もいる。若手の台頭があれば、涌井、岸、石井ら実績あるメンバーもうかうかしていられない。

 指揮官が「スタートは一緒」と言うように、2月1日のキャンプ初日から「12分の6」をめぐる争いが繰り広げられる。

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2012年1月17日のニュース