藤井、「00」で再出発!ラミレスと共闘宣言

[ 2012年1月14日 06:00 ]

DeNA入団会見を行った藤井

 フリーエージェント(FA)で巨人に移籍した村田の人的補償でDeNA入りした藤井秀悟投手(34)が13日、横浜市内の球団事務所で入団会見を行った。背番号は「00」に決定。球団が提示した番号の中から、自らのインスピレーションで選択した。

 「巨人で99の時も相当の決意でしたけど…。今ある番号の中から選ばせてもらうだけで良かったんですけど、最初に見たときに00がいいなと思っちゃいました」。支配下選手の最大背番号99から最小の00へ。投手の背番号としては珍しいが心機一転、新天地に懸ける意気込みがにじむ。大勢の報道陣に囲まれると「人的補償なのに(FAなど)助っ人で来たみたいな感じ」と笑いを誘った。

 移籍が決まったのはハワイでの自主トレ中。直後にヤクルト、巨人時代に続いてチームメートとなるラミレスからも電話が入ったという。「一緒にやれるのは3球団目。電話をもらってうれしかった。打者目線からアドバイスをしてくれますし、一緒に頑張りたい」と共闘を宣言した。

 かつて巨人キラーと呼ばれた左腕も、昨季は1試合に登板しただけ。「期待は感じる。まだまだ僕はやれると思っている」と復活への自信をみなぎらせた。「次の選手に(背番号は)“00がいい”と言ってもらえるようになって引き継げれば」。貴重な先発左腕。00から再出発する藤井がかつての輝きを取り戻せば、中畑DeNAも勢いづく。

 ≪「00」今季は10球団≫プロ野球で背番号00を最初につけたのは、88年途中から阪神でプレーしたジョーンズ。以後多くの球団で使用され、今季は10球団の選手がつける予定。中村(楽)は08年から09年にかけて同じく99番から00番に変更している。

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2012年1月14日のニュース