中大新監督に元中日内野手 高橋監督は今月限りで退任

[ 2012年1月9日 06:00 ]

 東都大学リーグの中大の新監督に、元中日の秋田秀幸氏(56)の就任が有力であることが8日、分かった。08年から指揮を執っていた高橋善正監督(67)は今月末までに退任する。

 秋田氏は内野手として中大1年秋に首位打者とベストナインを受賞するなど、東都大学リーグ通算で95安打をマーク。その後は中日でプレーした。日本学生野球協会の承認を経れば、高橋監督に続き元プロ野球選手の監督となる。関係者は「これまでにも秋田氏は母校グラウンドを訪問していた」としており、同氏はこれまでも後輩らの動向をチェックしている。

 東映、巨人でプレーした高橋監督は、就任1年目の08年春にチームを1部に復帰させるなど手腕を発揮。しかし同監督は1部で優勝できなかったことを退任理由に挙げ「選手は一生懸命やったが、勝たせられなかった。残念だった」と話した。巨人・沢村、楽天・美馬ら好投手を育て、興南から昨年入部した島袋も順調に成長。今後は中大の練習始めとなる15日までに秋田新監督で一本化し、新体制でスタートを切る見込みだ。

 ◆秋田 秀幸(あきた・ひでゆき)1955年(昭30)4月29日、静岡県生まれの56歳。静岡商から中大に進み、1年秋に首位打者とベストナイン(三塁手)を受賞。大学通算103試合で打率・250、6本塁打、42打点。77年ドラフト5位で中日入り。プロ通算成績は35試合で打率・139、0本塁打、0打点。82年に現役を引退した。右投げ右打ち。

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2012年1月9日のニュース