2012年ドラフト目玉 亜大・東浜は「競合必至」昨年以上の逸材多数

[ 2012年1月2日 07:15 ]

亜大のエース・東浜

 今秋のドラフト候補は、2011年以上に実力派が集った。大学生では最速152キロ右腕の亜大・東浜のを筆頭に、今秋の日本ハム1位指名を拒否して留年の最速157キロ右腕、東海大・菅野も巨人だけでなく各球団が動向を見守る。

 ほかに慶大・福谷、大体大・松葉、九州共立大・川満も1位候補。強肩強打の東海大・伏見も近年まれに見る即戦力捕手だ。

 東浜に関しては、間違いなく数球団による「競合必至」というのがスカウト陣の共通認識。沖縄尚学のエースとして08年センバツを制し、大学進学後も3年秋終了時点でリーグ記録更新の17完封など実績十分。 巨人・山下哲治スカウト部長は「高校時代から順調に成長している。外角にしっかり出し入れできる。力は誰が見てもあるでしょう」と高い評価を口にしている。

 高校生にも人材が豊富だ。花巻東・大谷は今夏甲子園で150キロをマーク。打撃も非凡で投打に注目を集める。父と兄がプロの福岡工大城東・笠原、愛工大名電・浜田はともに将来性抜群の大型左腕。関西では1メートル97の最速150キロ右腕、大阪桐蔭・藤浪と智弁学園・青山が有力候補だ。

 社会人は東京ガス・山崎、王子製紙・山本、大阪ガス・松永、日本新薬・中村、NTT西日本・増田ら即戦力投手が大豊作。野手でも三菱重工神戸・宮崎、セガサミー・宮崎、NTT東日本・越前ら実戦派が揃った。

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2012年1月2日のニュース