阪神 求められる勝利と世代交代の両立 和田監督「ベテランから定位置奪え」

[ 2012年1月2日 06:00 ]

ファン感謝デーであいさつする阪神・和田監督

 阪神はFA権を持つ藤川、鳥谷、新井貴ら主力の引き留めに成功した。懸案だったマートンら主力外国人選手も全員残留した。和田監督のコーチ時代からの戦力は維持できた。

 打線の顔触れはほとんど変わらない。マートン、平野、鳥谷、新井貴が得点源となる。昨季は右肩痛を抱えた金本、膝と肩を負傷した捕手の城島も復活を期す。和田監督はベテランを休ませつつ若手を起用し、競争を活性化させる考えで、「ベテランがいる間にポジションを奪ってしまうくらいでいかないと」若手の台頭に期待している。

 投手では能見、岩田の両左腕に、メッセンジャー、スタンリッジの両外国人が先発の柱となる。2年目の榎田ら中継ぎ陣が抑えの藤川につなぐ。

 個々の能力は高いがベテランが多く、成熟したチーム。しかし控えの若手と主力には差がある。新監督には世代交代と勝利の両立が求められる。

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2012年1月2日のニュース