大体大・宮川 同期ドラフト候補にメラメラ「自分が抜かれた形なので」

[ 2012年1月1日 14:55 ]

大体大の宮川将

2012年ドラフト候補

 大体大・宮川は小・中・高と常にエース。大学でも入学直後の1年春のリーグ戦で開幕投手を務め、初勝利を飾るなどエリート街道を歩んできた。

 そんな右腕の前に初めて現れたライバルが、1年秋から投手に再転向した松葉だった。それ以降は同級生左腕の陰に隠れ、主に先発2番手に甘んじてきた。「自分が抜かれた形なので、やっぱり意識します」。「エース」の称号を取り戻すべく、目の色を変える。

 大学3年春の全日本大学選手権で松葉より先に「全国1勝」を挙げ、3年秋までにリーグ通算20勝。12月には全日本代表候補合宿にも参加するなど成長著しい。今は「自分は松葉よりも制球面が劣っている」と分析し、課題克服を図っている。中野監督も「投手としてのセンスは松葉より上」と認める大型右腕。ライバルと切磋琢磨(せっさたくま)することで、その才能にさらなる磨きをかける。

 ◆宮川 将(みやがわ・しょう)1990年(平2)10月19日、大阪府泉南市出身。樽井小2年から「樽井コンドル」で野球を始め投手。大体大付属中では準硬式野球部に所属し、3年夏の大阪大会4強。大体大浪商では1年秋から背番号10でベンチ入り。3年夏の南大阪大会は8強で敗退。大体大では1年春の開幕戦先発を任される。最速147キロ。50メートル走6秒3、遠投110メートル。1メートル83、85キロ。右投げ右打ち。

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2012年1月1日のニュース