楽天との争奪戦も 井川を狙うオリックス“時間かかってもいい”

[ 2011年12月30日 06:00 ]

 オリックスは今季限りでヤンキースとの5年契約が終了した井川慶投手(32)の獲得をめざし、今後も調査を継続していく方針であることが29日、明らかになった。米国でのプレーを熱望している井川だが、日本球界復帰の可能性も残しており、機をうかがっていく。

 井川も獲るよ。積極補強を続けるオリックスがさらに戦力増を目指していることがわかった。村山球団本部長が明言。「現有戦力を見ながらになる」。固有名詞こそ挙げなかったものの、獲得を前提に調査を続けている一人が井川だ。

 別の球団関係者も続ける。「(井川)本人はアメリカでのプレーを希望していることは知っている。もし、日本(球界)への復帰となれば、真っ先に獲得の意思を伝える。時間はかかると思う」

 今オフは韓国の李大浩(イデホ)、前巨人の高橋信、前西武のミンチェらの獲得に成功した。ドラフトを含めるとすでに16人の大型補強。ロッテを自由契約になったカスティーヨにも食指を伸ばしており、さらに井川とどこまでもどん欲だ。

 球団トップの西名球団社長も「(補強については)これでいいということはない。(有事に備え)すぐに対応できるようにしようと思っている」と、さらなる補強に目をぎらつかせる。日本球界復帰という状況になっても、楽天との争奪戦が予想されるが、岡田オリックスはラブコールを送り続ける。

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2011年12月30日のニュース