ヤクルト 神宮の近くへ球団事務所引越し

[ 2011年12月29日 06:00 ]

ヤクルトが来年3月に移転する北青山の新球団事務所ビル(移転場所は4階)

 ヤクルトが、来年3月に東京都港区新橋の球団事務所を神宮球場近隣に移転することが28日、分かった。移転先は外苑西通りに面した港区北青山2の12の28の青山(せいざん)ビル4階で、神宮球場から徒歩6、7分の近距離。

 97年にヤクルト本社ビル内から現在の球団事務所を構えて以来15年ぶりの移転となり、来年3月17、18日に引っ越し作業を行う。衣笠剛球団社長兼オーナー代行(62)は「球場と一体となって青山に根ざす。地域に溶け込んだ球団でありたい」と地域密着策の一環と説明した。

 ヤクルトは今季の観客動員数が昨年比1・2%増の134万8259人。セ・リーグでは唯一観客数アップに成功した。球場への利便性が増すことで営業部門の効率化を図り、集客力アップに努める。さらに、衣笠球団社長は現事務所の倍近い約265坪(約875平方メートル)の新事務所内に「チームルーム(仮称)」を新設予定。首脳陣、選手ら「ユニホーム組」が気軽に利用できるスペースを設け、「背広組」であるフロントとの一体化も図るという。

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2011年12月29日のニュース