李大浩 来春キャンプ第1クールの紅白戦から起用へ

[ 2011年12月25日 06:00 ]

 韓国の至宝が早々の実戦デビューを果たす。オリックス・岡田彰布監督(54)がキャンプ第1クールに予定する紅白戦から李大浩内野手(29=韓国ロッテ)を起用し、実戦中心でシーズンに向けた調整を積ませる方針を示した。

 早期の実戦投入は指揮官の親心だった。「世界大会も出ていたけど、実際には初めてみたいなもんやから」。李大浩は08年の北京五輪、09年の第2回WBCなど、国際大会で日本投手と対戦した経験はあるが、実質的に日本野球は未経験。だからこそ実戦で数多くの投手と対戦させ、シーズン前に傾向と対策を立ててもらう。「韓国の選手は実戦で調整する選手も多いみたいやし、いろんな投手を見るだけでもプラスになると思うよ」。チームの命運を握る4番打者については数字を度外視し、調整を優先させる。

 李大浩は1月10日から古巣・韓国ロッテがサイパンで行うキャンプに参加予定。その後韓国に一時帰国し、完璧な“実戦ボディー”を携えて日本へとやってくる。期待の大砲はチームの優勝と打点王を目指し、本番前にひたすら場数を踏む。

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2011年12月25日のニュース