ダルの影響受けた?レンジャーズ資金なし?大金かかる主砲獲得から撤退も

[ 2011年12月24日 10:13 ]

 レンジャーズが、日本ハムのダルビッシュ有投手との独占交渉権を獲得したが、ブルワーズからFAとなったプリンス・フィルダー内野手(27)の去就にも影響を与えている。

 同じくFAの目玉だったプホルスが10年総額2億5400万ドル(約198億円)でエンゼルスと契約。フィルダーの代理人を務めるボラス氏は「31歳のプホルスより若く、今後10年で全盛期が来る」と同等の条件を求めているが、資金の乏しい球団は手を出せない。

 レンジャーズは同じア・リーグ西地区のエンゼルスに対抗するため、フィルダー獲得に動いていた。しかし、ここにきてダルビッシュとの交渉権に大金を使ったことで、撤退する可能性がある。

 ボラス氏はフィルダーの実績を約70ページの冊子にまとめて各球団に配り、熱心に売り込んでいる。カブス、マリナーズなども関心を示すが、着地点はまだ見えない。

 フィルダーは幼少時から阪神でプレーした父セシルの英才教育を受け、05年にデビュー。07年は史上最年少の23歳で50号を放ち、本塁打王に輝いた。今季も38本塁打、120打点を挙げてプレーオフ進出に貢献。「自分の価値を知りたい」と移籍市場に身を委ねた。(共同)

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2011年12月24日のニュース