溝を埋められず 杉内「僕だけ査定が変わっても意味がない」

[ 2011年12月19日 10:49 ]

 ソフトバンクは杉内との溝を埋められなかった。王球団会長の意向もあって球団が導入した成果報酬を強く反映させる査定制度への不満。昨年の契約更改で杉内が対応に怒りを示した交渉担当者を代えて残留交渉を進めたが、根本的なわだかまりは解消できなかった。

 杉内は減額幅の大きさを問題視。14日の残留交渉では笠井オーナー代行が譲歩案を提示し「われわれに問題がある。インフォームドコンセント(十分な説明と同意)をしないといけない」と話していた。

 杉内に対して条件を見直し、ある意味で特別扱いもした。ただ杉内が「ハイリスク、ハイリターンなら分かるけど。リスクの部分が強い。僕だけ(査定が)変わっても意味がない」という理由で求めた選手全体への改善には明確な答えを示せなかった。

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2011年12月19日のニュース