巨人 異例の「先乗りコーチ」派遣 橋上コーチが“諜報”活動

[ 2011年12月19日 06:00 ]

 巨人が来春2月のキャンプで、異例の「先乗りコーチ」を派遣してライバル球団の徹底解剖に乗り出すことが18日、分かった。

 スコアラー陣だけでなく新任の橋上秀樹戦略コーチ(46)がチーム本隊から離れて他球団のキャンプを先乗りチェックするプランが浮上。球団内に今オフ新設された戦略室による諜報(ちょうほう)部隊が新戦力をいち早く丸裸にする。

 FA戦線などの補強だけではない。3年ぶりのV奪回に向けて巨人がソフト面でも準備を進める。新監督に、新戦力。シーズンを前に各チームの情報収集へ、コーチ自らが動く異例の体制を敷く可能性が浮上した。

 橋上戦略コーチは「キャンプでは原監督には自由に動いていいと言われている。本隊を離れて先乗りして他球団のチェックに行くことになるかもしれない」と話した。

 ◆橋上 秀樹(はしがみ・ひでき)1965年(昭40)11月4日、千葉県生まれの46歳。安田学園から83年ドラフト3位でヤクルト入り。97年日本ハム、00年阪神に移籍して同年引退。通算543試合、打率・265、17本塁打、86打点。楽天創設時の05年に2軍守備走塁コーチ、07年から09年までは野村克也監督のもとでヘッドコーチ。今季はBCリーグ新潟の監督。

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2011年12月19日のニュース