森野“意地でも譲らない” ドラ1高橋周から刺激

[ 2011年12月19日 06:00 ]

V旅行先のハワイで来季の意気込みを語る中日・森野

 抜けるものなら抜いてみろ! 中日の森野将彦内野手(33)が17日、優勝旅行先のハワイでドラフト1位の高橋周平内野手(18、東海大甲府)にエールを送る一方、即戦力候補の大物ルーキーからポジションを死守する覚悟を見せた。

 「僕が目標と言っているようだけど、僕ぐらいじゃなくてもっと上を目指さないと。でも、僕は僕でしっかりやらないといけないし“意地でも譲らないぞ”という気持ちはありますよ」

 高橋周は、森野が東海大相模で指導を受けた村中監督の教え子で、いわば同門の後輩。「甲府で練習を見たけど言うことがなかった」とその素質を絶賛した。ただ、これからは同じ三塁を争うライバル。森野自身、2006年に主力選手だった立浪からレギュラーを奪った経緯があり、今度は自分が高いハードルとなる構えだ。

 「立浪さんは一流の中の一流。でも落合監督から“抜いてみろ”と言われていたし、ここで獲らないと一生無理だと思った。それぐらいの気持ちでやってほしい」

 打率・232、10本塁打42打点に終わった今季の成績では見本にもなれない。かわいい後輩の突き上げを刺激に、完全復活を目指す。

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2011年12月19日のニュース