杉内　巨人入団正式表明へ「皆さんの前できちんと話す」

　ソフトバンクからＦＡ宣言した杉内俊哉投手（３１）が１９日、巨人入りを正式表明する。

　スポニチの取材に「あした（１９日）皆さんの前できちんと話します」とした。午前中に代理人を務める酒井辰馬弁護士（４５）と福岡市内の球団事務所を訪れ、１０年間在籍した古巣に移籍の意思を伝える。その足で上京して巨人にあいさつに出向く予定だ。

　１８日は杉内夫妻の結婚記念日。午後には夫婦そろって外出するなど、静養に努めた。前日に練習先の宮崎から福岡に戻り、家族会議を開いて新天地での挑戦を決断。０２年の入団以来、尊敬し続ける王球団会長にはすぐに電話で連絡を入れた。また、優勝旅行でハワイ滞在中の秋山監督には時差の関係で連絡がつかなかったものの、この日のうちに思いを伝えた。

　１１月２９日にＦＡ宣言。愛着がある福岡に本拠を置くソフトバンク残留か、幼い頃からファンだった原監督率いる巨人での再出発か。悩み抜いた末に心を動かしたのが１６日、巨人と２度目の交渉で提示された栄光の背番号「１８」だ。歴史と伝統あるユニホームに、初めて袖を通すことになる入団会見は近日中に行われ「巨人・杉内」が誕生する。