控えはNO!?中島 ヤンキース入り後に移籍か

[ 2011年12月16日 06:00 ]

 ポスティング・システム(入札制度)でメジャー移籍を目指す西武・中島裕之内野手(29)について、代理人と落札したヤンキースが契約成立後に即トレードで移籍させる交渉を進めていることが分かった。FOXスポーツ電子版が14日(日本時間15日)付で報じた。

 移籍案が浮上した理由は、双方が考える条件面の大きな隔たりにある。バックアップ要員として落札したヤ軍からは、メジャー契約を保証されるか否かも不透明な状況。代理人のグレグ・ゲンスキー氏が、多くの出場を求める中島の希望をかなえるためにも、他球団への移籍案をヤ軍のブライアン・キャッシュマンGMに提示した。移籍先の候補にはジャイアンツやカブスが挙がっている。

 大リーグを含め、米スポーツ界では移籍が成立後、すぐに別のチームへ移ることは珍しくない。FOXスポーツの記事では、中島の評価として、ある球団のスカウトの「ジーターの後継者にはなれないとしても、メジャーで正遊撃手になれる能力はある」との談話を紹介。交渉成立か、決裂か、移籍か。来年1月上旬が期限の交渉の行方が、混沌(こんとん)としてきた。

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2011年12月16日のニュース