和田オリオールズ 開幕投手抜てきの可能性も

[ 2011年12月15日 06:00 ]

 ソフトバンクから海外FA宣言した和田毅投手(30)が13日(日本時間14日)、オリオールズと2年総額815万ドル(約6億3600万円)で合意した。3年目の2014年は球団が500万ドル(約3億9000万円)の契約選択権を持つ。オ軍球団関係者は「14日の夕方頃までに準備が整う見込み」と明かし、早ければ15日(同16日)にも入団が正式発表される見込みだ。

 オ軍はジョン・ストックスティル育成部長が複数回にわたり和田を視察。抜群の制球力で通算267勝を挙げたJ・モイヤー(マリナーズなど)タイプの左腕として高く評価していた。今季はチーム防御率が4・89で30球団最下位と先発補強は急務だっただけに、通算107勝で経験豊富な和田は最適の存在だ。それでもダン・デュケットGMは「いい投手を集めて競わせれば、その中からコーチが(先発の)適性を見られる」として、先発枠は保証されない。開幕投手に抜てきされる可能性もある一方で、中継ぎ降格もあるだけに来春2月のキャンプからいきなりサバイバルとなる。

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2011年12月15日のニュース