本人は否定…ナMVPブラウン ドーピング検査陽性

[ 2011年12月12日 06:00 ]

 今季ナ・リーグMVPでブルワーズのライアン・ブラウン外野手(28)がドーピング検査で陽性反応を示したと、米スポーツ専門局ESPNが報じた。

 ブラウンが異議申し立てをしているため、大リーグ機構は発表していない。同局によると、プレーオフ期間中の尿検査で筋肉増強効果のあるテストステロンが通常よりも高い値で検出され、体内でつくられたものとは違う人工的なものと判定された。再検査では陰性だったという。ブラウンは今季、打率・332、33本塁打、33盗塁の成績でチームの地区優勝に貢献した。ブラウンはUSAトゥデー紙の取材に「でたらめだ」と回答。ブ軍もマーク・アタナシオ筆頭オーナー名の声明で「彼は模範的な人間。われわれはサポートを表明する」と発表したが、過去の例から処分(出場停止50試合)を回避できる可能性は低い。

 ブラウンは野球の実力に加え、誠実な態度や甘いマスクでも人気のスター選手。MVP取り消しの検討も始まっており、衝撃は全米に広がっている。

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2011年12月12日のニュース