「島根のジャイアン」白根 プロでは「マルちゃんで」

[ 2011年12月11日 06:00 ]

会見で体に負けない大きな目標を語る白根

 「島根のジャイアン」改め「鷹のマルちゃん」です。ソフトバンクの新入団選手発表が10日、福岡市内のホテルで行われ、ドラフト4位の白根尚貴内野手(18=開星)は背番号「55」のユニホームに袖を通し「いつかつけたいと思っていた。背番号に見合う選手になりたい」と目を輝かせた。

 幼い頃から松井(アスレチックスからFA)の大ファン。大柄だった少年は小1から3年連続で巨人の宮崎キャンプを訪れ、顔まで覚えられたという。3度出場した甲子園では巨漢投手兼4番として活躍。入学時は76キロだったが「強制で飲まされるプロテインがつらくて、牛乳で割っていたら体重増が止まらなかった」と3年夏は105キロに。初対面の秋山監督に「ベスト体重は?」といきなり聞かれると、「101キロくらいから足が速くなる」と笑わせた。現在は100キロだが、体重を落とす考えは全くない。

 今夏の甲子園で全国に広まったニックネームは「島根のジャイアン」だが、小学校から高校までは西武、巨人で活躍したマルティネスに似ていたため「マル」と呼ばれていたという。「できればプロでのあだ名はマルちゃんで」と愛称の変更も希望した。

 王会長も「体重100キロでも120キロでもバーンと振っていたらいい」と期待。プロでは内野手で勝負する白根は「この番号をもらった以上はホームランを打たないと。目標は3割、30本。30盗塁は無理なんで100打点。練習して脂肪を筋肉にしたい」と規格外の重量級スラッガーを目指す。

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2011年12月11日のニュース