ドジャースが松井獲り!“米球界の恩師”が獲得を進言

[ 2011年12月10日 10:00 ]

07年2月、マッティングリー・ベンチコーチ(右)と挨拶を交わす松井

 ドジャースがアスレチックスからFAとなった松井秀喜外野手(37)の獲得に乗り出していることが8日(日本時間9日)、分かった。ドン・マッティングリー監督(50)が、すでに松井の現状を調査し球団に獲得を進言。外野手兼代打としてオファーする方針を固めた。指揮官は04~06年にヤンキースで打撃コーチを務め、松井とはいわゆる師弟関係の仲。メジャー10年目で、初のナ・リーグ移籍となるか今後の動向が注目される。

 4日間のウインターミーティングで、ドジャースのマッティングリー監督も精力的に動いていた。大リーグ関係者は「マッティングリー監督はマツイについて情報収集していた。話の内容も凄く具体的だった」と証言。すでにネド・コレッティGMにも獲得を進言しているという。

 ド軍は来年中の球団売却が決定。今オフの予算は限られ、適材適所の補強が求められる中で目を付けたのが松井だった。関係者によると、指揮官は現在の松井の交渉状況に始まり、手術した両膝の状態や守備機会、さらに年俸の相場が200万ドル(約1億5600万円)台ということまで入念に調査していたという。

 マッティングリー監督は現役時代、ヤンキース一筋で14年間プレーした名選手。松井との出会いはヤ軍の打撃コーチに就任した04年で、ヘッドコーチに昇格した07年まで松井の打撃を見続けてきた。「彼ほど安定して打点を稼げる選手はあまりいない」と信頼は厚い。

 ドジャースタジアムは松井が星稜高2年時に日本代表で初めてメジャーの試合を生観戦した原点。ピンストライプ、赤、緑とユニホームの色を変えてきたゴジラがドジャーブルーに身を包む可能性は十分にある。

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2011年12月10日のニュース