中畑氏 監督就任会見で「身震いする思いでいます」

[ 2011年12月9日 17:32 ]

横浜DeNAの初代監督に就任し、笑顔でポーズをとる中畑清氏(中央)。左は池田純球団社長、右は高田繁GM

 プロ野球の横浜DeNAベイスターズは9日、元巨人の中畑清氏(57)の初代監督就任を発表した。2年契約で、年俸は1億円。背番号は未定。横浜市内で就任記者会見に臨んだ新監督は「もう一度球界に恩返しできることがあれば、最高のポジションで勝負したいという夢があった。身震いする思いでいます」と話した。

 
 新たなキャッチフレーズに「熱いぜ」を掲げて派手に拳を握りしめるなど、現役時代にも見せた明るくひょうきんな性格通りの軽快なトークで、会見場は何度も笑いに包まれた。「やるからにはてっぺんを目指さないと」と意気込み、低迷脱却の鍵に投手力の充実を挙げた。
 
 池田純球団社長は「始まりの象徴に中畑さんがぴったりだった」と起用の意図を説明し、高田繁ゼネラルマネジャーは「全体的におとなしいチームに元気を注入してほしい。思い切って采配できる補強をし、早く(コーチ陣の)組閣を決めたい」と話した。
 
 中畑氏は福島・安積商高(現帝京安積高)から駒大を経て1976年に巨人入り。89年に引退後、2004年アテネ五輪はヘッドコーチとして病気療養中の長嶋茂雄監督に代わって指揮を執り、銅メダルを獲得した。(金額は推定)

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2011年12月9日のニュース