山本昌 1軍登板なく60%減も現役続行に「感謝」

[ 2011年12月8日 06:00 ]

来季の現役続行が正式に決まり、笑顔で会見する山本昌

 中日・山本昌投手(46)が7日、名古屋市内の球団事務所でプロ29年目となる来季契約交渉を行い、野球協約が定める減額制限(年俸1億円以下は25%)を大幅に超える60%減の年俸4000万円プラス出来高払いで一発サインした。

 今季は25年ぶりに1軍登板ゼロに終わり、00年オフの今中の59・5%(8400万円から3400万円)を上回る球団最大級の下げ幅を受け入れた。

 「僕にすれば、やらせてもらえるだけで感謝。まあ、諦めが悪いということです」。春季キャンプで右足首を痛め、シーズンを棒に振った。9月末に井手編成担当に引退覚悟で“進退伺”したが、返事は「やれよ」という予想外のもの。すぐに患部の手術を決意し、現役続行の道を選んだ。

 現在通算210勝で杉下茂氏が持つ球団記録まであと1。「来年は杉下さんにちゃんと報告できるように」。精魂尽き果てるまで、球界最年長左腕はあがき続ける。

続きを表示

2011年12月8日のニュース