中畑氏 横浜DeNA監督就任に前向き「勝負したい」

[ 2011年12月7日 06:00 ]

自宅前で取材に応じた中畑氏

 横浜DeNAの初代監督就任が決定的となっている中畑氏は6日、都内の自宅で取材に応じ、正式な就任要請はないとした上で「名前が挙がって話題になるのは野球人としてうれしい。チャンスが巡ってくれば、勝負したい気持ちはある」と前向きに話した。

 監督就任要請を受けていた工藤公康氏が高田繁GMとヘッドコーチ人事などをめぐって交渉は破談。急きょ白羽の矢が立った中畑氏だが、高田GM体制で最適な人材といえる。巨人の現役時代から付き合いが深く「高田さんは俺の恩師だから。2軍時代に多摩川に車で送ってもらったり、本当に世話になった。三塁手の先輩でもある」とした。

 78年、プロ3年目のオフ。日米野球第1戦に高田氏に代わって途中出場した中畑氏はレッズの抑え投手マリオ・ソトから2ランを放った。この活躍をきっかけに翌79年から1軍に定着し、高田氏から三塁のポジションを奪った。そんな因縁の間柄だが、2人は師弟関係を結び現在に至っている。

 「話がくれば前向きに考えます。俺は常に前向きに生きてきたからね」と元気いっぱいの中畑氏。57歳になっても「絶好調男」はいまだ健在だ。

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2011年12月7日のニュース