阿部「4番・オレ」!5番・村田、開幕投手は杉内…!?

[ 2011年12月5日 06:00 ]

トークショーでファンと握手する阿部

 最強オーダーの4番は俺だ!巨人の阿部慎之助捕手(32)が4日、長野県松本市内でトークショーを開催。約600人が訪れた中、自身が考えた来季の開幕オーダーを発表した。「4番・オレ」と宣言し、5番にはFAで移籍濃厚の村田を指名。「お互い刺激になる。(4番は)その方がいいでしょう。一番ベストです」とプライドをにじませた。

 思わず苦笑いだ。小学生からの「来季の開幕スタメンを予想してください」というリクエスト。「僕の独断と偏見でいいですか?」と前置きした上で真顔になった。「1番・坂本、2番・松本、3番・長野、4番・阿部、5番・村田」。会場がどよめく。「6番・大田…じゃない、小笠原さん。7番・(高橋)由伸さん、8番・藤村。開幕投手は杉内…いや、内海」。FAで獲得を目指す杉内の名前も自然と口を突いた。村田と同様、来季一緒にプレーする姿を熱望しているからこそだ。

 阿部の「4番・オレ」は、横浜の4番・村田への配慮ともいえる。これまで巨人にFA移籍し、初年度で苦しんできた選手を何人も見てきた。周囲の重圧から守りたい。今季、自身は4番で打率・363、3本塁打。「主将、捕手、4番と重責を担った方が自分はいい。試合が始まったら、俺が打ったら勝つと思ってるから」と強調。責任は全て背負う覚悟だ。

 2年連続V逸で、オフには清武英利前代表兼GM(61)が内部告発で電撃解任。暗い話題が多かっただけに、来季へ期する思いは強い。原監督には春季キャンプ強化策を提案することも明言。「テツ(内海)とも話したけど、投手陣がグループで犠打練習する必要はない。プロなんだから個人でやればいい。今までの意識をさらに上げないと勝てない」。強く明るい巨人復活へ。4番の阿部がナインを引っ張る。

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2011年12月5日のニュース