マエケン 開幕戦「打倒・吉見」で2年ぶり沢村賞だ

[ 2011年12月4日 06:00 ]

 広島・前田健太投手(23)が3日、大阪市内のミズノ大阪店で1日店長に就任。来季の個人的な目標に中日・吉見との投げ合いを制しての2年ぶり2度目の沢村賞受賞を掲げた。

 「吉見さんとは対戦も多いですし、いつも苦しい試合になる」。吉見とは今季2度、先発で投げ合って0勝1敗。通算8度の対戦でも2勝4敗と苦手にしている。ロースコアの我慢比べが多く「全然、楽しくないですよ」と苦笑い。それでも強敵に投げ勝たなくてはチームの優勝もあり得ない。「シーズン最初の登板で勝ちたい」。自身初の開幕投手を務めた昨季は吉見に投げ勝ち、沢村賞、投手部門3冠などタイトルを総なめにした。来季も開幕での激突が濃厚。昨季の再現を果たし、勢いを付けたいところだ。

 今季、同い年の楽天・田中が沢村賞を受賞したことにも刺激を受けた。昨年の反省を生かし、イベントの過密出演を避け、体調維持を優先している。選考基準ができた1982年以降、沢村賞の複数回受賞は北別府学氏(野球評論家)らわずか4投手。偉大な投手に肩を並べるため、マエケンが吉見との対戦に集中する。

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2011年12月4日のニュース