楽天史上最強助っ人フェルナンデスが“出戻り”

[ 2011年12月4日 06:00 ]

06~08年に楽天に在籍したフェルナンデス

 楽天が、西武を自由契約となったホセ・フェルナンデス内野手(37)を獲得することが3日、分かった。既に単年契約で合意しており、フィジカルチェックに問題がなければ、5日にも正式発表される。

 球団史上、最強助っ人が帰ってくる。フェルナンデスは06~08年に楽天に在籍。4年ぶりの古巣復帰となる。06年に打率・302、28本塁打、88打点の好成績でベストナインに輝くなど、3年間で通算68本塁打、266打点をマーク。親しみやすいキャラクターでチームメートやファンに愛された。

 今季は打率・259、17本塁打、81打点で、06年以来となるベストナインを獲得。シーズン終盤、さらに日本ハムとのクライマックス・シリーズ(CS)ファーストS第1戦でも延長11回に決勝打を放つなど勝負強さを発揮。球団関係者は「日本の野球を知っているし、来季から日本人扱いになることも大きい。主軸、4番を打てる力もある。持ち味の長打力でチームの得点力をアップさせてほしい」と評した。

 今季5位に低迷した最大の要因は、リーグ最少タイのチーム得点432だった。さらに、主砲の山崎が今季限りで退団。今オフにロッキーズのテレーロ獲得を決めたが、実力は未知数で計算が立たない。フェルナンデスは日本通算9年間で202本塁打を記録。得点力不足解消の救世主として期待される。

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2011年12月4日のニュース