高木新監督 就任会見で 「気持ちは若い人に負けない」

[ 2011年12月2日 16:25 ]

笑顔で就任の記者会見をする中日の高木守道新監督

 プロ野球中日の高木守道新監督(70)が2日、名古屋市内で就任記者会見を行い「野球しか能がない人間。力いっぱい、私なりにやろうと思う」と決意を表明した。契約金5千万円、年俸1億円の2年契約で、背番号は88に決まった。

 高木新監督は1992年から95年6月まで中日を指揮しており、17年ぶりの監督復帰。今季、球団初のリーグ連覇を達成して退任した落合博満前監督の後を引き継ぐことに触れ「落合監督は素晴らしい成績を残した。ファンの皆さんと優勝を目指して頑張りたい」と3連覇へ意欲を語った。

 スローガンは「ファンとともに」。監督交代に伴いコーチ陣も大幅に刷新し、中日OBで固めた。新指揮官は「OBがいないと寂しいというファンの声もあった。何とかナゴヤドームにたくさんのファンに来ていただきたい」と新たなチームカラーを打ち出す方針を掲げた。(金額は推定)

 ▼中日・高木守道新監督の話 気持ちは若い人に負けない。強いドラゴンズの後を受け持つのは大変かもしれないけど、やれることをやるだけ。連覇したチームだし、その選手たちも残っている。何もしなくても、力はある。

 ▼白井文吾・中日オーナーの話 ドラゴンズ一筋で、この地方の人々になじみがある。落合さんは落合流、高木さんは高木流でやっていただきたい。ペナントレースに勝って日本シリーズに勝つのが、残された大きなテーマ。
 
 ▼坂井克彦・中日球団社長の話 勝負の世界は勝たなければいけない。フロントとして、できる限りのことはする。ファンに愛され、ファンを愛するというのをきちんとやりたい。

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2011年12月2日のニュース