横浜DeNA、再建なるか?4年連続最下位からの脱却

[ 2011年12月1日 18:26 ]

 球団譲渡が承認され、横浜DeNAベイスターズがスタートを切る。来季の戦いぶりが注目されるが、4年連続最下位に沈むチームに明るい材料は少ない。新監督候補に一本化されている元西武投手の工藤氏を中心に立て直しを図る。

 DeNAの守安社長は「ある程度、変えていって、うまく推進していけるようにしたい」と選手の入れ替えを進める方針だ。ただ、参入が承認されるまで表立って動けなかったことでチーム編成は出遅れを余儀なくされている。

 昨オフに内川が移籍したのに続き、今オフも村田がフリーエージェント(FA)権を行使した。2年連続で主軸が抜ける可能性がある。若手では2年目の筒香などが頭角を現しているが、4番打者の穴は簡単には埋まらないだろう。投手陣も三浦と高崎が挙げた5勝が今季のチーム最多勝という状況だ。

 重要な戦力補強の場であった10月のドラフト会議でも、育成を除けば9位まで指名したうち8人が即戦力ではなく高校生だった。来季は若手を積極起用するなど低迷脱出へ向けた足掛かりを築くシーズンとなりそうだ。

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2011年12月1日のニュース