流行語大賞 選考理由 やくみつる氏「“鶴の一声”とかは選びたかった」

[ 2011年12月1日 18:21 ]

 世相を反映し今年話題になった言葉に贈られる「ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞に1日、サッカーの女子ワールドカップ(W杯)で初優勝した「なでしこジャパン」が選ばれた。

 東日本大震災関連では「3・11」「帰宅難民」「風評被害」「絆」のほか、ACジャパン(旧公共広告機構)のCMで頻繁に放送された「こだまでしょうか」もトップ10入りした。

 選考委員の鳥越俊太郎氏は「トップテンのうち5つまでが震災関連なのは、そうせざるを得なかった。そんな中で少しでも元気をもらったのはなでしこジャパン。大賞を獲ってしかるべきだと思う。なでしこの優勝もチームの輪、絆だったと思う」となでしこの選出理由を述べた。

 同じく選考委員の漫画家・やくみつる氏は「選考を行った後に出てくるのが往々にしておしいものがある。「鶴の一声」とかはぜひ選びたかった。その場合は(プロ野球巨人の前球団代表)清武さんなのか、鶴の一声を出した(読売新聞の)渡辺主筆なのか…といろいろ考えた」と、球界を騒然とさせている話題に触れた。

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2011年12月1日のニュース