新指揮官の一声でダル獲り参戦も

[ 2011年12月1日 06:00 ]

 GMと監督の役割を明確に分ける大リーグだが、チェリントンGMは新任。バレンタイン氏が持つ広い人脈はチーム戦力補強の上で大きな力となるとあって、ヘンリー・オーナーの信頼も厚い。

 投手は右肘の腱移植手術を行った松坂が7月前後の復帰。同じくラッキーは来季絶望で先発を複数獲得する必要がある。ポスティング・システム(入札制度)で今オフ大リーグ移籍の可能性がある日本ハム・ダルビッシュについて、バレンタイン氏は日本滞在中に「ダルビッシュは(全30球団)ほとんどで先発陣の核になれる力がある」と発言。これまで調査を進めながら、入札には消極的とされていたチーム方針を「ボビーの一声」で転換する可能性もある。フィリーズに移籍した守護神パペルボンの穴も埋めなければならない。

 打ではDHのオルティスがFA。3年契約を望むといわれる主砲との残留交渉が決裂すれば戦力ダウンは否めない。世界一奪回の実現はバレンタイン氏の外交能力にもかかっている。

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2011年12月1日のニュース