川藤氏が熱弁!「トリ抜きのタイガースは考えられない」

[ 2011年11月27日 12:50 ]

 トリよ残ってくれ! 阪神の川藤幸三OB会長(61)が26日、大阪市内のホテルで行われたOB総会で、国内フリーエージェント(FA)権を取得し去就が現段階で未定となっている鳥谷の残留を熱望した。

 阪神の根幹を担うチームリーダーの流出は絶対に阻止しなければいけない。虎を愛するからこそその口調は次第に熱を帯びていった。

 「トリにしても自分の人生なんだから大いに悩んでもらったらいい。ただOB会としてはトリ抜きのタイガースは考えられない。タイガースの中心としてやってもらいたい、いや、やってもらわないといけない選手だから!」

 新井、藤川の来季残留に胸をなで下ろした川藤会長だったが、鳥谷の話題には一段と表情は厳しくなった。それはチームの中心を担える男と認めているからこその“ラブコール”だったに違いない。

 今月4日の初交渉以降、進展の動きはなく“沈黙”状態が続いている。それだけに川藤会長は「これからのタイガースは野手は鳥谷、投手は球児、この2人が先頭に立ってもらいたい。先輩方に教えてもらった“虎の血”を継続して後輩たちに続けていってもらいたい」と独特の表現で変わらぬ期待を口にした。

 OBたちの熱き総意はきっと鳥谷の心にも響くはずだ。

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2011年11月27日のニュース