2年連続V逸で育成から方針転換…巨人、FA大型補強

[ 2011年11月27日 06:00 ]

ジャイアンツ球場に訪れ、報道陣の取材に応える原沢球団代表

 巨人が5年ぶりにFAで2選手の補強を目指す。既に横浜からFA宣言した村田の獲得に乗り出す方針を決めているが、ジャイアンツ球場に姿を見せた原沢敦球団代表兼GMは「全ては(FA宣言)公示されてから」と慎重に発言しながらも「村田に限らず、そういう候補が出てくれば必要な材料(準備)はいつでもある」と語った。

 2年連続V逸を受け、育成重視の方針だった清武英利前球団代表の強化策から明らかな方針転換だ。過去5年間でFAで獲得したのは09年オフの日本ハム・藤井のみだったが、今オフは現場の要望に沿った即戦力補強を行う方針。2年6億円の条件で交渉解禁日の12月2日にアタックする村田に加え、先発強化へFA権行使が確実なソフトバンク・杉内の獲得にも乗り出す。FAで2選手の獲得に成功すれば、06年の小笠原、門倉を獲得して以来となる。

 「編成を預かっている立場で少し遅れている作業を前に進めていかなければいけないので(清武前代表の件は)一切話しません」とキッパリ。強い巨人を取り戻すため、今オフは補強の手を緩めない。

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2011年11月27日のニュース