巨人の村田12・2誕生 2年総額6億円提示へ

[ 2011年11月26日 06:00 ]

FA申請書類を提出し、横浜の球団事務所で会見を行う村田

 巨人が、横浜からフリーエージェント(FA)宣言した村田修一内野手(30)の獲得に動くことが25日、確実となった。

 原沢敦球団代表兼GMは同日、「今のウチの戦力を考えたときに、おのずと補強のポイントは見えてくる。そういう補強のポイントに(村田が)合致した選手とは誰が見ても言える」と言及。2年総額約6億円の好条件の提示も検討するなど最高待遇で、交渉解禁日の12月2日に速攻アタックする。

 巨人では昨オフから現場が村田の獲得を熱望。特に原監督は09年のWBCで指揮を執った際、村田の実力を高く評価していた。まさに、2年越しの恋人だ。

 背景にあるのは、正三塁手の不在だ。今季は昨季まで三塁を守っていた小笠原を一塁へコンバート、新外国人のライアルを三塁にしてスタートしたが、ライアルが深刻な打撃不振に陥り頓挫。脇谷、亀井、さらに途中入団のフィールズを三塁に起用したが、最後まで固定するには至らなかった。

 脇谷は右肘の手術で自由契約から育成選手となる見込みで、3年ぶりのV奪回に向けて三塁手の補強は急務。また、退団したラミレスの穴を埋める右の長距離砲としても、07、08年と2年連続本塁打王を獲得するなど実績は申し分ない。相思相愛の関係で、早ければ12月2日にも「巨人・村田」が誕生する。 

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2011年11月26日のニュース