サムスン“死んだふり作戦” ソフトB戦は勝つ気なし

[ 2011年11月26日 06:00 ]

<サムスン・パース>ベンチへ引き揚げる落合英二コーチ

アジア・シリーズ1次リーグ サムスン10―2パース

(11月25日 台中)
 日本勢5連覇への最大のライバルであるサムスンは、大会に初出場したオーストラリア代表のパースに快勝した。

 今大会で主戦を務める左腕のチャン・ウォンサムは「最初はピンチを招いたけど、それを乗り越えてから大丈夫だと思った」と6回を4安打2失点で10奪三振。9回2死からはWBC韓国代表の守護神・呉昇桓(オ・スンファン)も投入した。元中日の落合英二投手コーチは「(序盤は)いつもこんな接戦ですからね」と先制された展開に苦笑いだ。

 目標はもちろん、初のアジア王者。そのために、26日のソフトバンク戦は中継ぎのイ・ウソンを起用する。「あすは勝つ気はないです。中継ぎの投手を先発させますよ。これを打てなかったらソフトバンクはやばいです。統一戦(27日)で頑張り、決勝でチャン・ウォンサムをもう一度投げさせたい」と、同コーチは決勝での再戦を想定し「死んだふり作戦」を強調していた。

 ▼パース・ナイト監督 序盤はいい展開だったが、8回に6失点してしまったのが、痛かった。サムソンの先発投手はてごわかった。

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2011年11月26日のニュース