DeNA新監督 工藤氏に一本化!参入承認されれば要請へ 

[ 2011年11月25日 06:00 ]

 横浜球団の買収を決めた交流サイト運営大手のディー・エヌ・エー(DeNA)が、新監督候補を元西武投手の工藤公康氏(48)に一本化したことが24日、分かった。既に打診をしており、12月1日のオーナー会議で参入が承認されれば正式に就任要請する。

 この日横浜市内で取材に応じた工藤氏は「光栄でありがたいけれども、正式に(要請が)来ていないので答えられない」とコメント。

 DeNAの春田真会長(42)は、新監督の条件に若さなどを挙げ「元気さを体現できるチームであってほしい」とし、条件を満たす人材として元パイレーツの桑田真澄氏(43)の名前も挙がっていた。最終的には横浜にゆかりのある点が重視され、チームOBの工藤氏に監督候補を絞り込んだとみられる。

 通算224勝(142敗)を挙げている工藤氏は、昨年西武を退団した後も現役続行を希望し練習を続けているが、現状では左肩の状態が思わしくなく、今月中にも現役引退を決断する可能性が高い。監督の経験はないが、指導者という立場には関心を持ってもいた。

 ◆工藤 公康(くどう・きみやす)1963年(昭38)5月5日、愛知県生まれの48歳。名古屋電気(現愛工大名電)から81年ドラフト6位で西武入団。95年にダイエー(現ソフトバンク)へFA移籍し、99年の日本一に貢献。2度目のFAで00年に巨人に移籍。FA加入した門倉の人的補償で07年に横浜に移籍した。09年に横浜を戦力外通告となり、10年は西武でプレーもシーズン終盤に戦力外通告を受けた。通算成績は635試合に登板して224勝142敗3セーブ、防御率3・45。

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2011年11月25日のニュース