48歳・工藤現役引退へ「今月末までには決断する」

[ 2011年11月24日 06:00 ]

宮城・名取市内で少年野球教室を開催した工藤投手

 前西武の工藤公康投手(48)が、今季限りで現役引退する可能性が出てきた。宮城県名取市内で野球教室を開催した左腕は「今月末までには、決断をするつもり。急激に肩が良くなるかもしれないが、そうでなければある程度の判断はする」と明かした。

 昨オフに西武を戦力外になり、今季は無所属でトレーニングを続け、来春の大リーグトライアウトを目指していたが、左肩痛が癒えず夏場以降は硬式球もほとんど握っていないという。それでもこの日は東日本大震災被災地の小学生を励まそうと、80人近くの子供たち相手に打撃投手も務め、軟式球約250球を投げ込んだ。「かあちゃん(夫人)にも“今月中には決めなよ”と言われたんだよ」と苦笑いで明かした。実働29年。通算224勝の48歳が、区切りを迎えようとしている。

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2011年11月24日のニュース